ご挨拶

設立趣意

令和を迎え、私たちの社会を取り巻く環境は大きく変わろうとしています。
コロナの影響もあり生活習慣も様変わりしました。労働時間の短縮や在宅ワーク、週休3日制を導入する企業も増えてきており、
仕事中心から生活重視への意識の変化の中で、スポーツが心身ともに健康的な生活を過ごすうえで必要不可欠なものと認識されるようになってきました。
しかしながら、学校や企業を中心に支えられてきた日本のスポーツは、厳しい状況にさらされています。
少子化や教師の高齢化による部活動の衰退、長引く不況や本業の業績悪化による企業スポーツ部の休廃部などにより、
これまで通りスポーツを行う場や機会を充分確保できるかどうか、不安が広がりつつあります。
また国や地方公共団体である市町村のスポーツ行政についても、多くの予算を確保できない現状や、
事業の公平性を考慮するあまり、多様なグループやニーズの個々への対応がしにくい面もあり、多くの期待をかけられないという状況です。

ゼッセル熊取アスレチッククラブの前身であるゼッセル熊取FCは、
1980年代から熊取町にて幼児体育の課外活動として始められたサッカースクールを終了した選手のその後の活動場所として設立されました。
当初は小学校高学年対象にスクール・クラブ活動を行っていました。
クラブ生たちの中学校への進学に合わせ、ジュニアユースのクラス設置をも試みましたが、スタッフやグラウンドの不足などから、
実際にジュニアユースの活動を行っていくのは困難な状況にあり、小学校4年生から6年生までを対象とした活動に留まっていました。
そして、小学校を卒業したクラブ生たちは学校を中心としたクラブへと活動の場所を移していくことになるのですが、
前述したように、当時は学校のクラブもスポーツ活動の場を安定して確保することが困難な状況にあり、
また彼等が学校を卒業し、社会人となったときにも果たしてスポーツ活動の場が確保できるかどうか確証はありませんでした。
そういった意味で、子供から大人までが地域のよりどころとして気軽に集えるような地域クラブ組織の発展が不可欠であると私たちは考えました。
そのような地域クラブを目指す私たちにとって、社会的に認知される団体として、より広く、確実で質の高い活動を行っていくことが今も昔も急務の課題となっています。

私たちは、地域住民に対して、スポーツの振興及び子どもの健全育成に関して、主にサッカーの普及等に関する事業を行うことにより、
今後、生涯スポーツの基盤として重要な意味を持つ「総合型地域スポーツクラブ」を志向し、
生涯を通じて誰もが気軽にスポーツを楽しむことができる場を築いていくことを目的とし、
「特定非営利活動法人ゼッセル熊取アスレチッククラブ」を設立しました。

定款
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私たちの思い

青々とした芝生の上で子供達がボールを追う姿をクラブハウスから眺める。
平日は地域のスポーツ好きのおじさんおばさんがクラブハウスでお茶を飲みながら子供達の練習を楽しむ。
サッカーをはじめ様々なスポーツのビデオが流れ、世界のスポーツも観ることができる。
週末には選手の友人や家族をはじめ地域の方々が試合観戦に訪れ、子供から大人の試合が繰り広げられる。
試合後は選手、コーチ、観客みんなでグラス片手にスポーツ談義。
いつでも誰でもスポーツを楽しめ、世代間を越えたコミュニティーができる。
いつの日かそんな環境をつくりたい・・・。
私たちは、地域の方々と一緒に、そのような「誰もが気軽にスポーツを楽しむことができる場」を築くことを強く願っています。

私たちが取り組むこと

ゼッセル熊取アスレチッククラブは、生涯スポーツの基盤として重要な意味を持つ「総合型地域スポーツクラブ」を志向し、

生涯を通じて誰もが気軽にスポーツを楽しむことができる場を築くことを目的とし、以下のミッションを掲げます。

  • 地域の住民誰もがスポーツの楽しさや価値を享受できうる環境を提供すること
  • スポーツを通し子どもたちを地域で育むこと
  • スポーツを軸とし行政、教育機関、住民のつながりを生むこと
  • 世代間の交流を活発にすること
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